サリュテーションをサポートすることにより、IBM NuOfficeとLotus Dominoを利用したドキュメント管理の拡大強化が可能に
1999年4月13日、ニューヨーク州レークサクセス――本日、ネットワーク対応のビジネス機器で業界をリードするCanon U.S.A., Inc.は、同社が開発しているオフィス・テクノロジー、Image Platform(IP)においてサリュテーション・アーキテクチャをサポートすることを発表しました。IPは紙媒体や電子媒体の情報をネットワークを通じてスムーズに共有するためのテクノロジーです。サリュテーション・アーキテクチャをサポートすることにより、キヤノンの機器はNuOfficeを利用してスキャン、ファックス送受信、分散印刷などを実行できるようになります。NuOfficeはIBMのドキュメント管理システムであり、Lotus Notes Dominoと連携します。
サリュテーション・アーキテクチャは、スキャナー、ファックス機、複合OA機器などをインターネット、LAN、イントラネットを通じて検出し制御するためのオープン・スタンダードです。サリュテーション・アーキテクチャにより、モバイル・コンピューティングにつきものだった制限が取り払われ、リモート・ユーザーも形式や内容を問わずいろいろな情報をデスクトップとやり取りできるようになります。新しい機器は自動的に登録され、どの機器も自動的に発見されるため、全社規模のディレクトリを維持する必要がなく、LANの管理も容易になります。
キヤノンはサリュテーション・コンソーシアムのメンバーです。サリュテーション・アーキテクチャは同コンソーシアムによって開発され、情報技術の分野の30を上回る企業や団体によって支持されています。
「サリュテーション・アーキテクチャを共同でサポートすることを発表でき、まことにうれしく思っています。これにより、我が社の将来のオフィス・テクノロジーがIBM NuOfficeとLotus Dominoの環境にシームレスに組み込まれることになります。」Canon Imaging Systems Groupのマーケティング担当上級副社長兼ジェネラル・マネージャー、リョウイチ・バンバ氏はこう語っています。「サリュテーション・アーキテクチャはユーザーにとってもLAN管理者にとっても大きな意味を持っています。管理のトータル・コストが削減され、あらゆる形式の情報にわけへだてなくアクセスできるようになるのです。」
キヤノンのIP機器は、標準のイーサネット・ネットワークとサリュテーション・プロトコルを介してLotus Domino Webサーバーに接続されます。IBM NuOffice(サリュテーションをLotus Notesにまで拡張したオフィス・システム用のソフトウェア・パッケージ)を通じ、エンドユーザーはデバイス・ドライブやディレクトリをまったく気にせずにスキャン、印刷、ファックス送受信、Eメール送受信を実行できます。NuOfficeを使えば、スキャンしたドキュメントをLotus Notesのメール・フォーマットやDomino.docデータベースにインポートすることも可能です。
IBM Pervasive Computing Divisionのジェネラル・マネージャーであるマーク・ブレグマン博士は次のように述べています。「Lotus Notes DominoのパワーをキヤノンのIP機器と組み合わせることにより、キヤノンは最先端の情報管理システムをユーザーに提供できるようになります。このシステムはフレキシブルでわかりやすく、ユーザーの既存の環境にスムーズに溶け込みます。」
キヤノンのIP機器は、ジョージア州アトランタで4月13-15日に開催されるAIIMコンフェランスにおいてキヤノン・ブース(#2916)に展示されます。サリュテーション・アーキテクチャとIBM NuOfficeに対応したキヤノンIP機器の米国におけるベータ・テストは、1999年の後半に予定されています。
Canon U.S.A., Inc.はプロ用および一般消費者用のイメージング・ソリューションの分野で最先端をいく会社であり、イメージング技術の特許保有数でトップを誇っています。同社の製品ラインは多岐にわたっており、ネットワーク対応の複合OA機器、デジタル/アナログのコピー機(カラーおよび白黒)、プリンター、スキャナー、光ファイリング・システム、ファックス機、カムコーダー、カメラ、レンズ、半導体、放送機器、医療機器などからなります。同社は北米、中米、南米、カリブ海諸島に30を越えるオフィス/工場を擁し、従業員数は12,000人を上回ります。
IBMは世界最大の情報技術企業であり、80年にわたって業界をリードしています。IBMのPervasive Computing部門は、ハンドヘルド・インターネット端末やスクリーンホーンをはじめとする新しいタイプのネットワーク・クライアント機器を駆使したe-businessソリューションを推し進めています。同部門の基本的な任務は、あらゆる場面におけるコンピューティングのためのオープン・スタンダードを推進し、ユーザーがいつでもどこでも情報にアクセスし、利用できるような環境をつくり出すことです。IBMに関する情報はhttp://www.ibm.comに掲載されています。
Electronics For Imaging, Inc.(EFI)の製品は、同社の優秀なOEMパートナーによって販売されています。同社の製品Fiery ColorServersとFiery Drivenはカラープリンターであり、世界各地の企業、広告代理店、グラフィック・デザイン・スタジオ、出力センターに導入されています。同社は1989年に設立され、本社はカリフォルニア州サンマテオにあります。世界各地に24のセールス・オフィスを構え、従業員は570人を上回ります。EFIに関する詳しい情報は(650)326-8600に直接に問い合わせるか、SECのファイリングなどの公共資料を参照してください。Electronics For ImagingのWebサイトはWide Web at http://www.efi.comです。
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