1999年1月5日、カリフォルニア州サンノゼ発 - サリュテーション・コンソーシアムは本日、ベンダー固有のソリューションではなく、機器、サービスおよびアプリケーションを特定ならびに管理するための共通の標準として、サリューテーションアーキテクチャを使用するための、パームサイズコンピュータおよびハンドヘルドコンピュータの開発企業にチャレンジする白書を発表しました。
「地理的計算:ハンドヘルドおよびパームサイズコンピュータの情報アプリケーションの新しい市場を確立可能」と題した白書を、サリュテーション・コンソーシアムのWebサイト(http://www.salutation.org/)から入手できます。
サリュテーション・コンソーシアムは、ベンダーや業界の企業体に白書を配布し、パームサイズおよびハンドヘルドコンピュータによって開始される特別な通信に関する共通の標準としてサリュテーションを使用する機会について彼らと検討しています。このような標準は、例えば情報アプリケーションのための多くの顧客のアプリケーションの主要な属性である、ハンドヘルドコンピュータの特別なウォークアップネットワーク接続を行なうことができます。
サリュテーション・アーキテクチャは、周辺機器や情報機器を特定ならびに管理するためのオープンな通信プロトコルです。サリュテーションに対応するパームサイズあるいはハンドヘルド機器は、別のインテリジェント機器に無線でクエリーを送信することができます。応答に基づいて、パームサイズの機器あるいはハンドヘルド機器は、別の機器の機能を完全に利用することができます。
コンソーシアムのマネージングディレクターである、ロバート F. ペコラ氏は、「きわめてユーザフレンドリな操作を可能にするためは、これらのポケットコンピュータが、プラットホーム、オペレーティングシステムあるいはLANテクノロジーとは関係なく、ウォークアップネットワーキングを行なわなくてはなりません。また、相互操作性をサポートし、他のアプリケーションにまで特別な相互操作性の対象域を広げるようなサリュテーションの非専用APIにより、ベンダー固有のソリューションの前に立ちはだかるときが来ました。」と語っています。
特別な発見テクノロジーのビジネスチャンスを調査するための関連作業のさ中、ペコラ氏は最近のパームサイズコンピュータ処理プラットホーム世界開発企業会議に出席し、「わたしは、パームサイズコンピュータ向けの無線ネットワーキングリンクが、別の機器を特定しそのリソースを最適に利用するにはどうしたらよいかについてネゴシエートするサリュテーション・アーキテクチャの機能を活用する創造的アプリケーションをどのように有効利用すべきかについて非常に多くの企業にお話ししました。フォロアップと特定のプロポーザルが以後数週間に渡って継続することでしょう。」と語ってくれました。
コンソーシアムとは
サリュテーション・コンソーシアムは、米国、ヨーロッパおよび日本にメンバ企業を擁する非営利の業界団体です。メンバー企業には、アドビシステムズ、APTi、アクシスコミュニケーションズ、ブラザー、キヤノン、シスコ、富士ゼロックス、富士通、ブラナイトシステムズ、ヒューレットパッカード、日立、IBM、神戸製鋼、小松、コニカ、松下、三田、三菱、村田(Muratec)、オカムラ、沖データ、リコー、リオスシステムズ、サンヨー、セイコーエプソン、シャープ、サンマイクロシステムズ、東芝およびゼロックスなどがあります。