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1998年9月10日付

IBMおよびゼロックスからのプレスリリース


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ゼロックスとIBM、製品にサリュテーションテクノロジーを追加する予定であることを発表

1998年9月21日、カリフォルニア州サンノゼ発 - サリュテーション・コンソーシアムのマネージングディレクターであるロバート F. ペコラ氏によれば、ゼロックスとIBM両社は、最大手の米国企業として初めて今後リリースする製品にサリュテーション・アーキテクチャに対するサポート機能を追加する予定であることを発表したとのことです。

IBMとゼロックスの今回の発表は、企業における書類と電子ドキュメントを顧客が管理するのに役立つ新しいソリューションを提供するためのイニシアティブの一環です。これは、ハードウェアおよびソフトウェア開発業者がコストをかけずに利用できるオープンなテクノロジーです。

ペコラ氏は次のように付け加えています。「サリュテーションテクノロジーは、IBMやゼロックスがネットワークにおける協調を単純化する新世代の製品を提供するのを可能にしました。」

両社によると、ゼロックスはディジタル多機能オフィスシステムの同社の優れたドキュメントセンターファミリーに対するサリュテーション・アーキテクチャのサポート機能を追加することを目的としており、IBMは、同社の関連会社ロータスディベロップメント提供のLotus Domino Webサーバソフトウェアをリンクするための、NuOfficeと呼ばれるソフトウェアを提供します。これら製品が一体化して、スキャン、ドキュメント管理、Eメール、メッセージ処理、FAXおよび分散印刷のための統合システムを提供します。

サリュテーション・アーキテクチャは、インターネットや企業内イントラネット全域で機器を特定および管理するための、オープンなミドルウェアテクノロジーです。これにより、みなさんの画像、ファイルおよびメッセージを受信することができる接続機器を発見するためのクエリーをネットワークに発行することができます。サリュテーションは、企業規模のディレクトリがなくても、ネットワーク上の新しい機器を自動登録し、特別の発見をサポートすることによって、LAN管理作業を軽減します。

ペコラ氏は次のようにも語っています。「日本では複数のベンダーから提供されているサリュテーション対応製品を利用できますが、私たちは、これらのベンダーあるいは他のベンダーからの製品が米国でも発売されることを期待しています。ネットワーク周辺機器やオフィスシステムの製造元は、ネットワークでの協調をより単純化し、顧客にとってより便利なようにしたいと願っています。サリュテーションは、彼らがそのような目標を達成し、競争上の立場を有利に導いて行くのに役立つことができます。」サリュテーション・コンソーシアムはハードウェアおよびソフトウェアにサリュテーション・アーキテクチャを組み込んでいる開発企業の参加を募り、支援しています。ごく最近、コンソーシアムはWindows PCに接続された従来の周辺機器までサリュテーションの相互操作性の対象域を広げる、Port-of-Entryソフトウェアの独立した開発を支援しました。

最近のサリュテーションの成功例

5月に開催されたAIIM'98における富士通のブースでは、サリュテーション・コンソーシアムは、アクシスコミュニケーションズ提供の製品を使用してNotesに対する直接スキャンアプリケーションをデモし、IBM提供のサリュテーション対応NuOfficeソフトウェアを展示しました。NuOfficeは、日本では、キヤノン、富士ゼロックス、三田、Muratecおよびリコーから提供されている支援周辺機器およびソフトウェアファミリーと合せて市場に出されています。NuOfficeに対する作業努力を中心とした市場の動きから、富士ゼロックスはオフィス自動化機器をネットワーク化するための企業標準として、サリュテーション・アーキテクチャを採用しています。他の業界に関しては、三田のサリュテーション対応、「ネットワーク接続キットforノーツ」が、4月のCOMDEX Japanでエンタープライズシステムソフトウェアの分野で「ベストオブコムデックス」の栄誉に輝きました。NuOfficeは、多くのモーバイルユーザあるいは通信ユーザの方々に大型の顧客サイト向けの完全なオフィスシステムを提供しています。これには、機器ドライバやディレクトリを気にせずに、印刷、スキャン、FAXおよびEメールをユーザのみなさんが行なうことができる、Lotus Notesに対するサリュテーションの拡張機能が含まれています。NuOfficeのユーザの方は、PCだけでなく、プリンタやその他の周辺機器にもドキュメントを送信できます。ユーザの方々は、FAX情報をEメールとして受け取り、FAX機器にEメールを送信することができます。Lotus Notes Domino ServerおよびLotus Notes ClientでNuOfficeを実行することにより、例えばスキャナやFAXなどといった周辺機器から受信したドキュメントを、Notesデータベースにインポートすることができます。さらに、ラップトップを開き、ワークステーションにログインしたり、電話番号をダイヤルしなくても、周辺機器から正しく情報にアクセスし配布することができます。

コンソーシアムについて

サリュテーション・コンソーシアムは、米国、ヨーロッパおよび日本にメンバー企業を擁する、非営利の業界団体です。メンバー企業には、アドビシステムズ、APTi、アクシスコミュニケーションズ、ブラザー、キヤノン、シスコ、イーストマンコダック、富士ゼロックス、富士通、ヒューレットパッカード、日立、インテグレーテッドシステムズ、IBM、神戸製鋼、小松、コニカ、松下、三田、三菱、村田(Muratec)、オカムラ、沖データ、リコー、リオスシステムズ、サンヨー、セイコーエプソン、シャープ、サンマイクロシステムズ、東芝およびゼロックスなどがあります。


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