現在IBMに勤務し、かつてコンソーシアムの結成に貢献したパスコ氏は、1995年暫定的に初代会長に就任しました。氏は当初からコンソーシアムの業務に積極的姿勢で臨み、メンバーに対して戦略的かつ技術的助言を与えてまいりました。
パスコ氏は、IBMにより会長職に推薦され、1999年7月の理事会で選任されました。
IBMの社員としてパスコ氏が報告書を提出するパーベイシブ・コンピューティング、ストラテジー・アンド・ビジネス・デベロップメント担当で理事の春日広隆氏は、次のように語りました。
「パスコ氏は、コンソーシアムと長年の絆を温めているから、会長に打ってつけの人物だ。パスコ氏のリーダーシップは、コンピュータ、周辺ソフトウェア、アプリケーションソフトウェア間で共通の情報交換用プラットフォームが採用される方向への推進にあたり、コンソーシアムの力となるだろう。そしてこれが、結局はエンドユーザーの利益に繋がる。」
マネジング・ディレクターのロバート・ペコラ氏は、「これは、コンソーシアムとサリュテーション・アーキテクチャにとって、戦略的前進である。サリュテーション・アーキテクチャとその情報交換技術をインターオペラビリティ強化のデファクト・スタンダードとする活動には、パスコ氏の技術面および経営面での経験が必要不可欠である」と語っています。
パスコ氏は、IBM とNovellで、ハードウェア・ソフトウェア開発、製品企画・管理、新規事業開発などの分野で30年間以上の経験を積んでいます。
また、XtraWorX, LLC(ユタ州ハイランド、www.xtrawork.com)の創立者でもあり、同社はWindows デスクトップやラップトップをサリュテーション・アーキテクチャに連動可能とするPort-of-Entry製品を開発しました。XtraWorXは、Windows CEやパームOSでの使用を目的とするサリュテーション・マネジャのLite版も開発中です。パスコ氏は、国際特許を含む13件の米国特許を保有しており、9件の発明業績賞の受賞者であります。氏は、「SigDoc」「Federal Office Systems Expo」、「COMMON」, 「COMDEX」、「Documation」および「CAPVentures Multifunction Conference」など数々の会議で賓客プレゼンタ−を勤めております。