1997年3月24日、サンフランシスコ発 - サリュテーション・コンソーシアムは本日、シスコシステムズがサリュテーション・コンソーシアムに加盟し、今後コンピュータ、消費者機器、オフィス機器をインターネットや企業内イントラネット全域で特定および管理するための業界標準プロトコルの開発に参加する予定であると発表しました。
サリュテーション・コンソーシアムのマネージングディレクターであるメアリー・ヒル女史は次のように語っています。「サリュテーションプロトコルに対し今後追加される拡張機能が、ユーザの方がネットワークエンタープライズ全体を検索して特定の機器やリソースを見つけ出すためのテクノロジーを提供します。エンタープライズインターネットワーキング分野に経験知識をもち、インターネットエンジニアリングタスクフォース(IETF)などのような標準化団体と共同作業を行っているシスコは、サリュテーションチームにとって非常に貴重な存在となるでしょう。」
シスコシステムズの主任技術研究員である、エド・コーゼル氏は次のように語っています。「ネットワーク機器、インテリジェント周辺機器およびハンドヘルドコンピュータが普及するにともない、それらをリンクするネットワークが各企業にとってますますミッションクリティカルなものになってきます。シスコは、ネットワーク上でどんな機器やサービスでもユーザの方が発見できるようなオープンな標準を業界に導入することを目的にこのような作業に参加しました。これは、ネットワークコンピュータ処理における相互操作性実現に向けての大きなステップであるといえます。 シスコは、ネットワークインフラストラクチャをより多くの機能を簡単に使用したり提供したりできるようにするため、このような作業でサリュテーションを支援していきます。」
サリュテーション・コンソーシアムは、米国、ヨーロッパおよび日本にメンバー企業を擁する非営利の業界団体です。メンバー企業には、APTi、アクシスコミュニケーションズ、ブラザー、キヤノン、カシオ、シスコ、イーストマンコダック、富士ゼロックス、富士通、ヒューレットパッカード、日立、インテグレーテッドシステムズ、IBM、岩通、ジャストシステム、神戸製鋼、小松、コニカ、レックスマーク、松下、マイクロウエアシステムズ、ミノルタ、三田、三菱、村田(ムラテック)、ノベル、沖データ、リコー、リオスシステムズ、サンヨー、セイコーエプソン、シャープ、サンマイクロシステムズ、東芝およびゼロックスなどがあります。
サリュテーション・アーキテクチャの詳細については、当コンソーシアムのウェブサイト(http://www.salutation.org)を訪問してください。
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