1997年3月3日、ニューヨーク州サマーズ――「ホットなインターネット端末やPCから世界のいろいろなところに瞬時に正確なビジネス情報を送信する」- IBMがサリュテーション・コンソーシアムのオープン・プロトコル(インターネット・デバイスを検出、制御するためのプロトコル)をサポートしたことにより、こうしたことが現実にさらに一歩近づきました。Win 95**とNT**に対応した新しいIBM Salutation Managerソフトウェア・ツールキットは、PCからインターネットを介して各種の周辺機器、オフィス機器、アプリケーション、サービスにアクセスすることを可能にします。
IBM Software Solutionsのジェネラル・マネージャー、スティーブ・ミルズ氏は次のように語っています。「時代がモーバイルになるにつれ、ハンドヘルド・コンピュータ、PDA、ポケットベル、携帯電話、デジタル電話、インターネットがビジネスではたす役割が大きくなります。サリュテーション・コンソーシアムが開発した標準は各種の機能間の通信を可能にし、どのデバイスを使っているかを問わず、好きなところに、好きな時間に、好きな方法で情報を送信できるようにします。」
サリュテーション・コンソーシアムは30以上のメンバーからなる非営利法人であり、1996年6月にサリュテーション・アーキテクチャのバージョン2をリリースしました。サリュテーション・アーキテクチャはインターネットを介した周辺機器やデバイスの情報交換を容易にするプロトコルであり、特定のネットワーク・トランスポート、ハードウェア、オペレーティング・システムに依存していません。OS/2*とWin 3.1**については、IBMは昨年サリュテーション標準をサポートしました。さらに今年1月、IBMはサリュテーション・プロトコルを利用した業界初のWebベースのLAN管理ソリューションをリリースしました。このソフトウェア(NetCube NetFinity V1)は当初は日本市場で売り出されます。
サリュテーション・コンソーシアムのマネジング・ディレクターであるメアリー・ヒル氏は「IBMのSalutation Managerを使えば、開発者はサリュテーション・プロトコルの複雑さを意識せずに、オフィス機器やその他のインターネット・デバイスに簡単に情報交換機能を追加できます」と述べています。
IBM Salutation Managerの実装に必要なライセンスについては、リチャード・J・オスターマン氏(Richard J. Osterman:[email protected])に連絡してください。開発者にとっては、サリュテーション・コンソーシアムのホームページ(http://www.salutation.org)も参考になるでしょう。
サリュテーション・コンソーシアムのメンバー企業には、APTi、Axis Communications、ブラザー、キヤノン、シスコ、コダック、富士ゼロックス、富士通、ヒューレットパッカード、日立、Integrated Systems、IBM、岩崎通信機、ジャストシステム、神戸製鋼、コニカ、Lexmark、松下、Microware Systems、ミノルタ、三田、三菱、村田(Muratec)、ノベル、沖データ、リコー、リオスシステムズ、サンヨー、セイコーエプソン、シャープ、サンマイクロシステムズ、東芝、ゼロックスなどがあります。
IBMとその製品、サービス、技術に関する情報はすべてインターネット上のWorld Wide Webで見ることができます。IBMのホームページはwww.ibm.comです。IBM Softwareに関する情報を得るための最も速くて簡単な方法は、IBM Softwareのホームページ(www.software.ibm.com)にアクセスすることです。
*はInternational Business Machinesの登録商標であることを示します。
**はそれぞれ該当する会社の商標または登録商標であることを示します。
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