サリュテーション プレスリリース

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サリュテーション・コンソーシアム、FAXおよびコピー機のコンピュータネットワークに対するリンクに関する仕様のアップデートをリリース

1996年6月24日、ダラス発 - サリュテーション・コンソーシアムは本日、インテリジェント周辺機器、オフィス機器、アプリケーションおよびサービスの相互操作性を大幅に向上させるネットワークインタフェース仕様である、サリュテーション・アーキテクチャのバージョン2を配布すると発表しました。拡張サリュテーション・アーキテクチャにより、ネットワークトランスポート、ハードウェアプラットフォームおよびオペレーティングシステムソフトウェアと関係なく、同報通信クエリーを使用してネットワーク上の特定のリソースを特定できます。

IBM、ノベルおよび日本の業界をリードする製造元各社は、サリュテーション・コンソーシアムを支援することを表明しています。11月に開催されるCOMDEX/Fall秋季大会で、同コンソーシアムが相互操作可能な製品をデモすることが期待されています。プロトタイプ製品のデモは、最近、日本でのトレードショウで初公開されました。

コンソーシアムのマネージングディレクターである、ジェームス H. バーネットJr.氏は次のように語っています。「インターネットの出現で、データにアクセスするための機能がコンピュータほど高くないがコストは安いというような機器に関する新しいビジネスチャンスを手にするため、業界が懸命になっています。サリュテーション・アーキテクチャを製品やサービスに取り込もうとしているベンダーたちは、製品と通信できるシステムの数を増やしていくでしょう。バージョン2のサリュテーション仕様には、開発企業がクライアントアプリケーションを実装しサポートしなくてはならないすべての要素が盛り込まれています。

サリュテーション・コンソーシアムは、機器、アプリケーションおよびサービスが基本的機器特性とデータフォーマットを交換するための標準インターフェースを作成することを目的として、1995年に組織された業界団体です。当初5社のメンバー企業で構成されていましたが、現在では米国、ヨーロッパおよび日本における35の組織から成る団体に成長しています。

ネットワーク全域にわたるクエリーとトランスポートに依存しないという特徴のほかに、サリュテーション・アーキテクチャのバージョン2には、音声テクノロジー、国際化および機密保護データ伝送に対する支援機能が含まれています。本仕様では、IrDAとバージットの両標準に対する支援機能も追加されています。

ネットワークリソースの参照:トランスポート非依存

サリュテーション・アーキテクチャのバージョン2の主要な拡張機能は、アプリケーションが同報通信クエリーを通じてネットワーク上の特定のリソースを特定できるようになるという点です。サリュテーションの検索では、たとえばリーガルサイズの用紙が使用されているコピー機の場所を識別したり、一番近い場所にあるカラープリンタを見つけ出したりすることができます。ラップトップコンピュータを使用している旅行者は、この機能を利用してコピーショップや飛行場の待合いロビーでネットワークに接続することもできます。

検索機能はサービスのアドレステーブルの保守でアドミニストレータに依存する必要がないので、ネットワークアドミニストレータにそれ以上保守経費をかけなくても、サリュテーション機器ネットワークが追加機能を提供してくれます。同報通信コマンドの"slmQueryCapability"がリクエストされた機能をネットワーク内で検索し、タスクを処理するのに適したサリュテーション実装製品を見つけ出します。

サリュテーション・アーキテクチャのバージョン2では、ネットワークトランスポートにまったく依存する必要がないので、標準に対するアプリケーションの移植可能性が向上します。その結果、TCP/IPやIPX/SPXなどのようなトランスポートプロトコルに関する各種アドレシング機構にサリュテーション準拠アプリケーションが対処する必要がなくなります。サリュテーションは、標準のインターネットメッセージフォーマットだけでなく、X.400.SMTPおよび専用フォーマットにも対処します。

バージョン2で新しい機器非依存性とスケラビリティの特徴の基礎をなすのは、サリュテーション・アーキテクチャの下位層プロトコルとしてのリモートプロシージャコール(RPC)テクノロジーです。当コンソーシアムは、サンマイクロシステムズのオープンネットワーキングコンピューティングRPCを採用しています。

音声およびFAXドキュメントシステム

サリュテーションは、バージョン2で音声メッセージシステムに関する新しい機能単位を定義しています。この機能により、オフィス機器が電話を通じて音声メッセージをユーザのみなさんに送信できます。このテクノロジーの用途として、サリュテーションFAXがユーザの方を呼び出して伝送の失敗を報告したりFAXドキュメントの到着を報告することができます。この仕様は、格納されたメッセージを使用する機器やコンピュータの会話を生成する機器を支援します。

FAXに関する更新された機能単位の記述により、データパスの要素にFAX伝送を使用することで新しい形態の通信が可能となります。例えば、サリュテーションFAXのユーザの方は、別のFAXの設置場所に着信FAX画像を転送し、新しい音声機能を使用して、配信が完了したときに電話で通知するよう要求することもできます。この新しい機能により、FAXプロトコル標準のNSF(非標準機構)機能を利用することができます。

機密保護データ伝送

バージョン2には、機器とアプリケーション間でのデータ転送を開始するのに使用されるサリュテーションプロトコルに対するユーザ識別およびパスワード機能が追加されています。この機能により、業務や取引などの目的で機密保護されたネットワークを構築できるだけでなく、通信におけるプライバシーも確保することができます。

バージットとIrDAに対するサポート

バージョン2は、アップル、AT&T、IBMおよびシーメンスなどの各社によって新しい機能を提供するため組織された世界規模のイニシアチブであるバージットとともに、サリュテーションの協働を開発しています。現在この仕様は、アドレスブックデータフォーマットに関するバージット個人データ情報仕様も取り込んでいます。バージットのBentogram/Simplegramには、各種アプリケーションを読みとり、電子ビジネスカード情報を伝送する方法についての規定があります。バージットのフォーマットを使用することで、サリュテーション対応機器がバージット対応機器とデータを交換することができます。

サリュテーション・アーキテクチャは現在、ハンドヘルド機器とデスクトップコンピュータをリンクするための人気の高い方法である赤外線通信にも対応しています。バージョン2には、赤外線データアソシエーション(IrDA)によって開発された世界規模の赤外線接続に関する標準が取り込まれています。サリュテーションは、特別またはウォークアップ赤外線リンクの概念をオフィス機器との通信も対象とするよう拡大します。このテクノロジーにより、たとえばPDAを持つ人が、PDAに関するアドレスブックから直接赤外線を通じてFAXにアドレスをビーム送信することができます。アドレスのビーム送信は、手でダイアルを回すより速く行うことができるうえ、エラーもほとんど発生しません。

国際化

バージョン2では、サリュテーション・アーキテクチャが機能拡張され、アプリケーションに国際言語サポート機能を組み込むための開発企業向けツールが提供されています。国際化により、アプリケーションは一年中休むことなくどの場所でも各種言語で情報にアクセスすることができます。

どの文字コードが受け容れられるかを規定したコードページ属性が、現在、製品に関する機能単位の記述に含まれています。さらに、現在広く受け容れられるコードページに一本化させるため、推奨コードがバージョン2の仕様に規定されています。これらにはラテン1地域の各国に対するISO 8859-1、2バイト文字集合を使用している国々に対するISO 10646レベル3(ユニコード)および日本に対するJIX X0208-1987があります。

コンソーシアムについて

サリュテーション・コンソーシアムは、関心を寄せているすべての企業、組織および個人にオープンな、非営利の会員制業界団体です。当コンソーシアムは、米国、日本およびヨーロッパで事業を展開しています。

メンバー企業には、アクティブボイス、APTi、アクシスコミュニケーションズ、ブラザー工業、キヤノン、カシオ、イーストマンコダック、富士ゼロックス、富士通、ハーメスエンタープライズメッセージング、ヒューレットパッカード、日立、インテグレーティッドシステムズ、IBM、神戸製鋼、コニカ、レックスマーク、松下電器、マイクロウェアシステムズ、ミノルタ、三田工業、三菱電機、村田(ムラテック)、NISCA、ノベル、沖データ、リコー、リオスシステムズ、ロックウェル、サンヨー、セイコーエプソン、シャープ、東芝、ウィンドリバーおよびゼロックスなどがあります。

サリュテーション・アーキテクチャの仕様は当コンソーシアムのwebサイト(http://www.salutation.org)で入手できます。

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