「Nu」装置を使う

会社が新しい機器を購入したという旨の社内メールを受信しました。リコー Aficio 450デジタル・イメージング装置は5階と7階にあり、Muratec F-120 ファックス・サーバーは3階、5階、9階に導入されています。メールによると、他にキャノン製品も近日中に納入される予定です。

メールを読んで「それはいいこと」と思います。「だけど、IT部門がやってきて、その新しい装置用のデバイス・ドライバーをロードしてくれるのを待たなくては。きっと何週間もかかることだろうな!」と。

しかし、Lotus Notesの電子受信バスケットに見慣れないものがあることに気づきます。それには、「サプライヤーの1つからのFAX」とあります。「受信バスケットにファックスが? これは新しいことじゃないか!」とつぶやきます。「どうやって届いたんだろう?」 普段は事務管理アシスタントの机の側にあるFAX機のところへ行ってファックスを受け取ります。

受信バスケットのエントリをクリックすると、イメージ文書が開かれ、FAXメッセージが表示されます。

「う〜ん。電子メールは転送できるけど、この新しいFAXメッセージも転送できるだろうか」と自問し、試してみます。隣りのオフィスのドリスにファックス・メモを転送します。転送してから、ドリスのオフィスまで行って本当に到着したかどうか確かめます。

確かに、彼女は転送されたFAXメッセージを受け取りました。「どうなっているんだい?」と尋ねます。

ドリスは、会社がLotus Notes用のNuOfficeを導入したのだと言います。NuOfficeは、受信、通知、着信ルーティング、全着信ファックス情報の読み取り確認について、サリュテーション・アーキテクチャの機能をサポートします。Muratec F-120と併用すると、どこで仕事しているかは重要ではなくなります。NuOfficeはユーザーのログイン時にユーザーIDとパスワードを認識し、前回のログオフ以降受信したファックスがあれば知らせます。

ドリス 「もう分かったように、メッセージを任意の電子メール・ロケーションへルーティングするようNuOfficeに指示できるし、オフィスのLANプリンターや家にある個人のプリンターにルーティングすることもできるのよ。メッセージを受信した後、NuOfficeは発信元FAX機へのコールバックを介して、読み取り確認まで送信してくれるの。」

あなた 「次にはいったい何を考えているんだろうか!」

ドリス 「そうね、すでに新しいリコー装置には印刷できるものね。」

あなた 「だけど、私のマシンにはまだ導入していないし、どうやるかも分からない。」

ドリス 「心配しないで、待ってればいいの。NuOfficeは必要とするリコーのドライバーを自動的にインストールする機能を備えていて、すぐに使えるようになるわ。ほら、見せてあげましょう。」

ドリスはあなたが転送したFAXを印刷することを選択します。Notesのプリンター選択メニューが表示されます。新しいリコー Aficio装置のそれぞれに対して1つずつ、計2つの新しい選択オプションがあります。ドリスが同じ階にある装置を選択すると、印刷が始まります。

あなたはしきりに感心しますが、ドリスは他にももっといろいろできると言って、Notesのインターフェースを使ってリコーのマシンにインストールされた機能を判別する方法を示します。彼女によると、NuOffice製品の基盤を形成するサリュテーション・アーキテクチャによって、企業ネットワークに接続された装置の機能を表示できます。サリュテーション対応の新しいキャノン製品が導入されると、これと同じ技法を使って、提供する機能を確かめることができます。まるで、マシンの機能を宣伝するオンライン・パンフレットがあるかのようです。

ドリス 「ほかに何かご用は?」

あなた 「いいえ、これで十分!」 「いったいどうやって私より先にこういうことがわかったんだろう...」と、自問自答します。