ネットワークプラグアンドプレイ

新しいオフィス機器を入手し、これをネットワークポートに簡単にプラグインすることの見通しが、ここ数年のうちに文書に書かれるようになってきました。しかし、それが本当にうまくいっているのを見たことがありますか。みなさんは機器に関するディレクトリレコードの構築、すべてのユーザへのその存在の通知、ユーザのデスクトップ環境への機器ドライバのロード、機密保護コードの割り当てなどの作業をLANのアドミニストレータに要求しています。

新しい多機能オフィス機器に関する入門書に、「都合のよい場所に機器を置き、電源コードをソケットに差し込んでください。次に、LANアクセスポートにLANケーブルを挿入します。電源スイッチを入れます。」とだけ書いてあったならすばらしいと思いませんか。

みなさんが推測するように、サリュテーションアーキテクチャがみなさんに代わってこれをおこなうことができます。

成功の陰にサリュテーションあり

1.電源を入れると、複合機がサリュテーション交換SLM-IDプロトコルシーケンスを使用して、ネットワーク上の他のサリュテーション対応機器を特定します。これは、新しい機器がネットワークに組み込まれたことを、サリュテーション対応LAN管理ソフトウェアに知らせます。

2.LAN管理ソフトウェアは、クエリー機能プロトコルシーケンスを新たに接続された機器に対し発行します。これに応答して、私たちの新しい複合機に備わっている印刷、ドキュメント記憶およびFAX機能について詳述した一連の機能単位記述レコードを返します。この機能交換の一環として、この機器は公開セキュリティコードも記述します。

3.次に、LAN管理ソフトウェアが新しい機器とその機能に関連づけられたディレクトリレコードを構築します。(これは既存のNDS APIを使用して、ノベルのディレクトリサービスでデモされています)。

4.LAN管理ソフトウェアが新しい機器ドライバの位置を判断します。(これらは、LANによりアクセス可能なデータベース、アーカイブ記憶装置、WebまたはFTPサーバーに保持されるか、または機器そのものの記憶機器に保持されています。)特定されたなら、LAN管理ソフトウェアがこれらを要求しているユーザの方に配信することができます。

5.従来のディレクトリクエリーまたはサリュテーションクエリーを通じて、ユーザの方が新しい機器を特定します。例えば、サリュテーションPort-of-Entry(本リリースのサリュテーションニューズを参照)で公開されているサリュテーションAPIを使用すると、特殊な特性を有する機器をリクエストすることができます。私たちの新しい機器は、ユーザのリクエストによって指定された要件に合致したなら、肯定応答します。もっと昔からの方法では、ディレクトリクエリーを使用して新しい機器が利用できるか判断できます。いずれの場合も、ユーザのシステムは、その機器が新しい機器で、最初に構内そしてLAN環境へと、該当する機器ドライバを検索することを知ります。

6.デスクトップ環境に取り込まれているサリュテーションPort-of-Entryを使用して、機器の公開キーに従って機密保護伝送を使用しているサリュテーションサービスリクエストを通じてその機器と通信します。