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サリュテーションパーソナリティ





技術について

サリュテーションパーソナリティ

クライアントがサリュテーション機器によって提供されるサービスを使用することを望むと、サリュテーションマネジャーがクライアントとサービス間に仮想データパイプを確立することができます。これをサービスセッションと呼びます。コマンド、応答およびデータが、メッセージと呼ばれるブロックで、これらのデータパイプ上のクライアントとサービス間で交換されます。メッセージには定義されたフォーマットがあり定義済みプロトコルの下で交換されます。このようなメッセージ交換フォーマットとプロトコルの定義をパーソナリティプロトコルと呼びます。サリュテーションマネジャーは、このデータパイプを管理する一方で、3つの異なるパーソナリティプロトコルのどれか一つで動作するようサリュテーションマネジャーに指示することができます。

ネイティブパーソナリティ

サリュテーションマネジャーは、データパイプをセットアップした後でバックグラウンドに隠れることができるので、クライアントとサービスがメッセージストリームとデータフォーマットを管理することができます。これをネイティブパーソナリティと呼んでいます。クライアントと発見されたサービス間での対話をアプリケーション、サービスおよび機器が管理するような、他のネットワークエンティティの機能を発見することだけにサリュテーションマネジャーを使用する場合には、このパーソナリティは非常に便利です。

メッセージが、サリュテーションマネジャーの介在なしに、直接クライアントとサービス間で交換されます。メッセージは、ネイティブパーソナリティプロトコルの下ではサリュテーションマネジャープロトコルによって伝達されません。メッセージ交換が行われるのは、ネイティブパケット内のネイティブデータです。

注: サリュテーションマネジャープロトコルをネイティブパーソナリティプロトコルと一緒に使用しないにもかかわらず、サービスを要求する前にサービスを見付け出したりあるいは照会したりするためにクライアントがサリュテーションマネジャープロトコルを使用することができます。ネイティブパーソナリティプロトコル下でのメッセージ交換とサリュテーションマネジャープロトコルの利用を共存させることができるかどうかは、基本となるトランスポートの種類と使用されるネイティブプロトコルによって異なります。

Emulatedパーソナリティ

サリュテーションマネジャーは、データパイプをセットアップし、メッセージストリームを管理することはできますが、データフォーマットはクライアントとサーバによって選択され管理されます。これをEmulatedパーソナリティと呼びます。このパーソナリティは、共通のメッセージ処理プロトコルがクライアントと発見されたサービス間に存在しない場合に有効です。

Emulatedパーソナリティプロトコルの下ではすべてのメッセージがサリュテーションマネジャープロトコルによって伝達されます。メッセージ交換が行われるのは、サリュテーションパケット内のネイティブデータです。

Emulatedパーソナリティプロトコルの下では、クライアントメッセージがサリュテーションマネジャーを通過しますが、サリュテーションマネジャーはメッセージの内容と意味を調べることはしません。

サリュテーションパーソナリティ

サリュテーションマネジャーはデータパイプをセットアップし、メッセージストリームを管理し、クライアント/サービスの対話に関するデータフォーマットの定義を可能にします。これをサリュテーションパーソナリティと呼びます。このパーソナリティは、サリュテーションアーキテクチャの対象で、クライアントと発見されたサービスとの間で共通のメッセージ処理プロトコルと共通のデータフォーマットを提供します。

サリュテーションパーソナリティプロトコルの下では、メッセージフォーマットと交換プロトコルがサリュテーションアーキテクチャによって定義されます。一部のサリュテーションパーソナリティプロトコルのコマンド、パラメータおよびプロトコルは、共通のフレームワークの下では各種機能単位間で共通です。サリュテーションパーソナリティプロトコルの下でのメッセージはすべて、サリュテーションマネジャープロトコルによって伝達されます。メッセージ交換が行われるのは、サリュテーションパケット内のサリュテーションデータです。

サリュテーションパーソナリティプロトコルの下では、クライアントメッセージがサリュテーションマネジャーを通過しますが、サリュテーションマネジャーはメッセージの内容と意味を調べることはしません。