第8回サリュテーション技術委員会
第8回サリュテーションコンソーシアム技術委員会(TC)の会合が10月13および14日に米国カリフォルニア州メンロパークにあるサンマイクロシステムズ社で開催されました。以下の15のメンバー企業から25名の人たちが出席しました。
- アクシス
- キヤノン
- シスコ
- 富士ゼロックス
- HP
- IBM
- レックスマーク
- 松下
- 三田
- 村田(Muratec)
- リコー
- シャープ
- STSコンサルティング
- サン
- ゼロックス
この会合の目的は、サリュテーションアーキテクチャの拡張機能について検討し、今後の作業プランを確立することにありました。以下の点について合意が得られています。
- 技術委員会は、HPのJetSendとサリュテーションアーキテクチャが補完的役割を果たすという認識の下に、サリュテーションを通じてJetSendの機器発見を可能にすることに合意しました。以下の作業項目がこの目的を達成するために確認されています。
- 既存のFUにJetSend属性を追加する。
- JetSend機器に関する新しいFUを定義する
- 技術委員会は、印刷作業、印刷パラメータおよび作業/機器ステータスをインターネット印刷プロトコルとサリュテーション間ですぐにマップすることができるので、サリュテーション機器がプロトコル変換のためゲートウェイサーバサポートを通じてIPPプリンタとしての役割を果たすことができるという点について再評価し、合意を得ました。技術委員会は継続的にIPPに関する活動を見守って行く予定です。
- 技術委員会は、IETFインターネットFAX活動の最新の状況を再評価しました。今後も、この活動を継続的に見守っていきます。
- 技術委員会は、既存の[DOC Storage]FUはEメール/FAX送信作業では利用すべきでないということに合意しました。その代わりに、Eメール/FAX向けに将来新しいFUを定義することになります。
- 技術委員会は、サリュテーションマネジャー(SLM)がサービスロケーションプロトコル(SLP)を使用して、単一のサブネットより広い地域に渡りサービスを発見すること、さらに軽量ディレクトリアクセスプロトコル(LDAP)対応ディレクトリを、グローバルなアクセスを必要とするサービスでゲートウェイを通じて使用できるという点で合意に達しました。技術委員会は、機器サービスに関する標準のディレクトリ機構で作業を行なうことの必要性を理解しています。この機能定義は、サリュテーション定義属性、SLPスキーマおよびLDAPスキーマ定義間ですぐにマップできるものでなくてはなりません。
- 技術委員会は、オフィス機器にサーバアプリケーションがアクセスできるようにするためのJava APIを定義する、新しい拡張機能での作業項目について簡単に検討しました。この拡張機能により、サーバで作業し、しかもサーバと機器間での基礎となるプロトコルからは独立しているアプリケーションを開発するためのISVが推奨されるようになります。技術委員会は、関連する業界の動きを調査し、当コンソーシアムにとって可能な作業範囲について検討し、次回の技術委員会で引き続き話し合うことで合意しました。