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サリュテーション・コンソーシアムは、ロイヤルティ・フリーのサリュテーション・アーキテクチャを推進することを目的とした非営利法人です。サリュテーション・アーキテクチャはサービス・ディスカバリとセッション管理のためのプロトコルであり、トップレベルの情報技術企業数社によって共同で開発されました。サリュテーションはオペレーティング・システム、通信プロトコル、ハードウェア・プラットフォームなどに依存しないオープン・スタンダードです。
ありとあらゆるものがネットワークでつながり、それをいろいろな場所から利用するような環境が現実のものとなっています。こうした環境の中、ネットワークでつながれたさまざまな装置や機器がどのようなサービスを提供しているかを発見し、効率的に利用することが課題となっています。サリュテーション・アーキテクチャはこの課題を解決するために開発されました。このアーキテクチャにより、アプリケーション、サービス、デバイスがそれぞれ自分の機能を記述し、他に知らせるための標準的な方法が確立されます。また、他の機器が備えている機能を見つけるための標準的な方法が確立されます。サリュテーション・アーキテクチャを通じ、 アプリケーション、サービス、デバイスはそれぞれが必要とする機能を探し出し、その機能を備えている機器との間にインターオペラティブなセッションを確立することができます。
ネットワークの広がりの中で、対象となる装置や機器も多種多様であるため、サリュテーション・アーキテクチャは特定のプロセッサ、オペレーティング・システム、通信プロトコルには依存しないようになっています。また、低価格のデバイスについても、将来の拡張を可能にするようなアーキテクチャになっています。
ありません。サリュテーション・アーキテクチャはライセンス料金やロイヤルティを支払わなくても利用できます。サリュテーション・アーキテクチャはすべての人に開かれています。サリュテーション・アーキテクチャはオープン・スタンダードであり、仕様は一般に公開され、ソースコードの実装サンプルも公開されています。コンソーシアムのメンバーは、仕様やソースコードを一般公開に先がけて、ベータ版の段階で入手できます。
仕様はサリュテーションのホームページから無料でダウンロードできます。詳しくはここをクリックしてください。
サリュテーション・コンソーシアムへの加入は、インターオペラビリティ(相互運用性)と情報交換のためのオープン・スタンダードを開発・推進している最先端の団体の一員となることを意味します。コンソーシアムのメンバーは、サリュテーション・アーキテクチャのサービス・ディスカバリ・プロトコルの開発に参加でき、したがってこのプロトコルに自らの技術的ニーズを反映させることができます。コンソーシアムは、他の最先端の企業とビジネス上の関係を築き上げる格好の場ともなります。コンソーシアムの不断の広報活動はメンバー企業にとっても宣伝になります。メンバーは、コンソーシアムが開発するプロダクト、ソースコード、仕様を一般よりも先に入手できます。
コンソーシアムのメンバーシップには以下の5つのレベルがあります。
- コア・メンバーシップ
- ジェネラル・メンバーシップ
- 名誉(オナラリ)メンバーシップ
- アカデミック・メンバーシップ
- 個人メンバーシップ
これらのメンバーシップの詳細については、 オンライン入会申込書に記載してあります。ここをクリックすれば、各メンバーシップについて詳しく知り、加入の手続きをとることができます。
サリュテーション・コンソーシアムは、 BlueTooth SIGのソフトウェア・ワーキンググループ内に設置されたサービス・ディレクトリ・タスクフォースと緊密に協力しています(BlueToothに関するプレスリリースを参照)。この協力の目的は、2つのグループのサービス・ディスカバリ技術を集約して、単一の技術として実装することにあります。これにより、単一のアプリケーションを開発すれば、どちらの環境でも動くことになります。 サリュテーションのサービス・ディスカバリが BlueToothプロトコルとどのように対応しているかについては、このホワイト・ペーパーを参照してください。
サリュテーション-Lite(ハンドヘルド・コンピュータをはじめとする小型デバイスをターゲットとしたサリュテーション)のリファレンス・モデルでは、Infrared Data Associations(IrDA)の赤外線プロトコルが採用されています。サリュテーション-LiteはIrDAをサポートすることにより、Palm Pilots、 WinCEマシン、パームサイズのPC、携帯電話、ポケットベル、ノートパソコンなどのIrDA対応のデバイスに対応できるようになります。
サリュテーション・コンソーシアムはIrDAと協力関係にあり、IrDA環境へサリュテーションをどのように導入するかを説明したアプリケーション・ノートをIrDAに提出しています。このアプリケーション・ノートは近くサリュテーションのホームページに掲載される予定です。サリュテーション-LiteにおけるIrDAの利用については、サリュテーション-Liteに関するホワイト・ペーパーも参照してください。
Versitはインターオペラティブな仕様の作成を完了し、PDI(Personal Data Interchange)の所有権はInternet Mai lConsortium移されました。現在ではこのConsortiumがPDIの開発を継続しています。
SNMP (SNMP) SNMP (サリュテーション.) オフィス
マネージャー ---------- エージェント -------- 機器
(PC)
SNMPはネットワーク機器の機能チェックと情報収集だけを行うのに対し、サリュテーションはネットワーク機器の制御も行います。
サリュテーション-Liteはサリュテーション・アーキテクチャの縮小版であり、小型のデバイスをターゲットとしています。サリュテーション-Liteはサービスのディスカバリに的を絞り、Operating Environment Functional Unit(OS、プロセッサの種類、デバイスのクラス、空きメモリ、I/O特性など)とDisplay Functional Unit(カラー/モノクロ、グラフィックスのサポート、ピクセル密度など)を使用します。パームサイズのデバイスやハンドヘルド・コンピュータ(PalmやWinCEマシン)に代表される小型情報機器の分野では、サリュテーション-Liteは大きな可能性を秘めています。サリュテーション-LiteはIRやBluetoothなどの低帯域幅のネットワークにも適しています。
詳しくは、サリュテーション-Liteに関するホワイト・ペーパーを参照してください。